クリニック内の清掃をしたいんだけど、何から始めればいいんだろう?
そんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・クリニック内の清掃場所
・クリニック内の清掃のポイント
・クリニック内を清潔に保つメリット
クリニック(病院)の院内は日常的に清掃をして、衛生面を良くしたいですよね。
そこで本記事では、日常的に行なうべき清掃場所と清掃方法を紹介します。
クリニックに勤務している方はぜひ最後まで読んでみてください。
クリニック内の清掃場所
施設にもよりますが、クリニックの主な清掃場所は以下のとおりです。
■主な清掃場所
・受付
・待合室
・トイレ
・診察室
・検査室
・処置室
・点滴室
・レントゲン室
クリニックは清掃箇所が多いので、チェックシート(場所・時間・担当者)を作って管理するのがおすすめです。
■日常的に行なう清掃
・クリニック内の掃除機がけ
・トイレ掃除
・階段のゴミ拾い
・手すりの清掃
・エレベーター内の掃除
・玄関のゴミ拾い
・駐車場や自転車置場のゴミ拾い
・自動ドアの拭き上げ
・各所ホコリ落とし
・クモの巣の除去
これらはスタッフが交代しながら、診察時間内でも行なえます。
■定期的に行なう清掃
・床磨き(ポリッシャーがけ・ワックスがけ)
・窓ガラス清掃 ・敷地内の除草
・エアコンの清掃(フィルター清掃・分解清掃)
・換気扇の清掃
・ブラインドの清掃
・外壁の清掃
・屋上の清掃
・配水管の清掃
・浄化槽の清掃
これらは手間のかかる作業なので、診察時間外や休診日に行なうか、プロの清掃業者に依頼するのがおすすめです。
クリニック内の清掃のポイント
クリニック内の清掃にはいくつかのポイントがあります。
体調が優れない患者様が多く出入りするため、以下のことを心掛けましょう。
・高頻度で接触する場所を清掃する
患者様が高頻度で触る場所を優先的に清掃しましょう。
トイレの便座、手すり、トイレットペーパーのホルダーカバー、ドアノブなどです。
トイレは多くの人が利用し、密室のため感染が広がりやすい場所です。
病室の場合は、ベッドの柵やベッドテーブル、電灯のスイッチなどを頻繁に触ります。
人が触る場所は、除菌剤や洗浄剤を使ってこまめに清掃しましょう。
・床をきれいに磨く
ホコリや髪の毛も感染源となります。
クリニックの清掃では掃除機だけでなく、モップがけやワックスがけも行ないましょう。
ワックスがけは市販のワックスシートで簡単にできますので、休診日などを利用して、スタッフ自ら行なうこともできます。
また、定期的にプロの清掃業者に依頼して、ポリッシャー(円形の電動床洗浄機)を使って清掃すると、よりキレイに床を磨けます。
・患者様への配慮を忘れない
クリニック内にはお年寄りや子供をはじめ、多くの方が出入りしています。
足の不自由な方、目の不自由な方、気分の優れない方も多いので、クリニック内の清掃をする時は患者様への配慮が必要です。
歩行の妨げにならないように清掃道具を通路の端に置いたり、清掃中の貼り紙や看板を置きましょう。
床のワックスがけを行なう際は、滑って転倒しないように患者様への呼びかけも大切です。
クリニック内を清掃する時は、混雑する時間を避けたり、導線を気にしながら掃除をしましょう。
日常的に清掃を行なう必要性
どの企業も日常的に清掃を行なっていますが、クリニックは特にこまめな清掃が必要です。
その理由は以下の2つです。
・清潔感(衛生面)を保つ
クリニック内のホコリやチリを取り除くと、衛生面を保てます。
感染防止はもちろんのこと、ホコリやチリによるアレルギーや肺炎などのリスクも避けられます。
クリニックに通われる患者様は免疫力が低下しているケースもあります。
クリニック内の衛生面を保つために、エアコンのフィルターや換気扇の清掃などを定期的に行ないましょう。
・美観(明るさ)を保つ
日常清掃を行なうとクリニック内が明るくなります。
床のモップがけやワックスがけにより、床に光沢感が生まれてフロア全体が明るくなります。
また、窓の汚れを落とすことで外からの光を遮らず、室内が明るくなります。
もしあなたが体調を崩した時、薄暗い雰囲気のクリニックと明るいクリニックなら、どちらに通いたいでしょうか。
もちろん明るいクリニックに通いたいですよね。
明るい雰囲気のクリニックは、患者様に安心して足を運んでもらえるようになります。
クリニックの美観を保つことも、患者様に安心感を与える要因となります。
まとめ
医療資格を持った医師や看護師にとって「清掃」は業務の1つとは考えにくいかもしれません。
しかし、クリニック内の清潔感を保つことで患者様の安心感や満足度に繋がり、治療や通院に前向きになれます。
クリニックで働くスタッフや治療に通われる患者様の健康のために、クリニック内を日常的に清掃していきましょう。