ダクトの汚れを落としたいけど、清掃方法がよくわからない…
そんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・ダクトの種類
・ダクト清掃の種類
・自分で清掃する方法
ダクトとは、天井裏に取り付けられている煙突のようなものです。
キッチン・浴室・脱衣所・トイレなどに付いています。
ダクト清掃を怠って換気がうまく行われないと、ホコリやカビの原因となります。
室内の空気が汚れて健康被害も生じるので、定期的にダクト清掃を行ないましょう。
この記事ではダクト清掃の方法や種類について紹介します。
ダクトの汚れを落としたいとお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ダクトの種類
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ダクトには用途によって種類が分けられています。
・換気ダクト
換気ダクトとは、換気扇と排気口を繋いでいる空気の通り道のことです。
主に天井裏に付いているので、日常生活の中で視界には入りません。
そのため、掃除を怠りがちですが、きれいな空気を保つために定期的な清掃が必要です。
・排気ダクト
排気ダクトとは、汚れた空気を外に流すための管です。
特にキッチン(厨房)にある排気ダクトは、調理をした時の熱・煙・匂いを外に逃がす役割があります。
飲食店の火災などは、この排気ダクト内に溜まったホコリや油に調理火が引火して起きます。
火災防止のためにも排気ダクトの清掃が必要です。
・空気調和用ダクト
空気調和機(略して空調機)とは、冷凍機・送風機・熱交換器・加湿器などを納めたものです。
家庭用の場合は、一般的なエアコンのことを指します。
大型の空調機は、フィルタ・冷却コイル・加熱コイル・加湿器などが備えられています。
室温を快適に保ったり、きれいな空気を送るために空気調和用ダクトの清掃を行ないます。
ダクトの清掃方法
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ダクトには大きく分けて2種類あります。
工場などでよく使われる「大口径ダクト」と、マンションや戸建てで使われる「小口径ダクト」です。
それぞれ清掃方法が異なります。
・大口径ダクトの清掃方法
工場などの大口径ダクトの清掃方法には「ダクトビート工法」を用いられます。
ダクトビート工法とは、大型の掃除機のような機器を使い、ダクト内にあるホコリやチリを吸引する方法です。
空調ダクトの清掃は、溜まったホコリやチリを確実に取り除くことが重要です。
そのため、ホコリやチリを壁面から剥がし、確実に吸収できるダクトビート工法が最適です。
このダクトビート工法は低コストで行なえますが、機械が大きくホースも長いため、スペースの確保が必要になります。
・小口径ダクトの清掃方法
マンションなどの小口径ダクトの清掃方法には「ダクトストリーム工法」が用いられます。
ダクトストリーム工法とは、室内から室外に向かって、ダクト内のホコリやチリを回収する方法です。
室外の換気口に集塵機(しゅうじんき)をセットして、室内からダクト内にブラシを入れて、ホコリやチリを剥がしながら確実に回収します。
空調ダクトや換気ダクトの汚れのほとんどがホコリやチリなので、ブラシで掻き落とすだけでも汚れが落とせます。
自分でダクトを清掃する方法
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ダクト清掃は基本的にプロが行ないますが、換気扇のプロペラ部分などは自分でも清掃できます。
ご自分で清掃したい場合は、次の手順で行なってみてください。
・自分で清掃する手順
まず、分解作業を行なうので十分なスペースを確保します。
新聞紙を敷くなど汚れの飛び散り対策も行ないましょう。
清掃作業ができる準備が整ったら、先に洗浄液を作っておきます。
1リットルのお湯に、重曹を大さじ3杯入れてかき混ぜまれば、洗浄液が作れます。
次に換気扇から伸びている電源コンセントを外し、通電していない状態にします。
そして換気扇のネジを外しながら分解していきます。
換気扇を分解したら、大きなゴミ袋にプロペラなどの部品と洗浄液を入れます。
そのまま洗浄液に1時間ほど漬けておきます。
洗浄液に漬けている間に、換気扇の台座を掃除します。
中性洗剤を水で薄めて、歯ブラシで擦ると油の汚れが落ちます。
外した部品を洗浄液に漬けて1時間ほど経ったら、プロペラなども歯ブラシで汚れを落とします。
最後にお湯で洗い流してから、分解した部品を元通りに組み立てて終わりです。
・自分で清掃する際の注意点
分解清掃を行なう際に、濡らしてはいけない電気の基盤部分に水や洗剤をかけてしまわないように注意しましょう。
また、十分に乾いていない状態で通電させてしまい、ショートして故障する場合もあります。
それらは発火して火災の原因となりますので、ご自分で清掃する際は気をつけてください。
まとめ
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換気は部屋の汚れを抑えるだけでなく、健康を保つために大切なポイントの1つです。
ただ換気扇を回していれば良いわけではなく、ダクトがきれいになっているかが重要です。
ダクトを清掃することで室内の空気もきれいになり、本来の清潔感が保たれます。