マンションのダクト清掃って、どれくらいの頻度で行なえばいいのだろう?
そんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・マンションのダクト清掃の頻度
・ダクトが汚れていることのリスク
・ダクトを清掃するメリット
マンションのキッチン・浴室・トイレなどには換気扇がついています。
換気扇から外の排気口に繋がれているパイプを「換気ダクト」といいます。
換気ダクトが汚れると様々なリスクがあるので、定期的に清掃を行ないましょう。
この記事では、マンションの換気ダクトの清掃頻度についてお話します。
どれくらいの頻度で清掃すればいいかわからない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
換気ダクトの清掃は3~5年
一般的には、マンションの換気ダクトの清掃頻度は3~5年です。
マンションに入居して3年ほど経ったら、換気ダクトの清掃を考え始めましょう。
換気ダクトは日頃の使用頻度によって汚れ方が異なります。
毎日料理を作っているご家庭や、浴室のカビなどが気になる方は3年に1度くらいの頻度での清掃が目安です。
一人暮らしであまりキッチンを使わない方や、日常的に掃除をしている方も、5年に1度はダクト清掃をするのがおすすめです。
また、3~5年というのはあくまでも目安であり、安心して快適な暮らしを送るには、こまめな清掃が必要です。
換気ダクトが汚れていることのリスク
マンションの換気ダクトの清掃は、日常的に行なうものではありません。
そのため、つい放置してしまい、メンテナンスを忘れがちです。
しかし、換気ダクトの清掃を怠ると次のようなリスクがあります。
・健康を害する
換気ダクトの清掃を怠ると、ホコリが溜まるだけでなく、ダニや害虫が発生します。
室内の空気が汚れるので、喘息・気管支炎・肺炎・アレルギー性鼻炎などのリスクが高まります。
特に小さな子供やお年寄りと一緒にお住まいの方は、汚れた空気から大きな健康被害を受けてしまいます。
・火災が起きやすい
キッチンにある「排気ダクト」の中に溜まっているホコリや油は可燃物となります。
排気ダクトとは、空気の流れが一方通行のものです。
空気の流れが往復している換気ダクトと違い、排気ダクトは空気の排出を行なう場所です。
万が一、マンションで火災が起きた際、この排気ダクト内で引火すると火災が広がってしまいます。
火災から身を守るためにも定期的な清掃が必要です。
・電気代がかかる
マンションの換気ダクト内にホコリが溜まると、空調機にも影響が起きます。
エアコンを使用する際に、ファンに負担がかかり、エネルギーが必要以上に使われます。
その結果、月々の電気代が増えてしまいます。
換気ダクトを清掃するメリット
マンションの換気ダクトを清掃するメリットは、先に述べたリスクと反対になります。
・健康的な暮らしを保てる
私たちは自宅やオフィスなど、一日の大半を室内で過ごします。
室内の空気がきれいだと、空気感染からの健康被害を無くして快適に暮らせます。
特に夏の猛暑日や雨の日などは、窓開けて換気をすることができません。
換気ダクトをきれいにしておくだけで、エアコンを使っても室内の空気をきれいに保てます。
・火災から身を守れる
あなたは「飲食店の厨房から火災が発生した」というニュースを聞いたことはありませんか?
飲食店の火災の多くは、排気ダクト内に蓄積された油やホコリに調理火が引火したものです。
そのような大きな火災は、一般家庭で起こることは少ないかもしれませんが、空気が乾いている季節のボヤは珍しくありません。
定期的な清掃でダクト内をきれいにしておくことで、火災が起きたり、調理火が引火して広がるのを防げます。
・コストを削減できる
換気ダクトをきれいにしておくと、エアコンに負担をかけずに室温を調節できるので、電気代の節約になります。
また、換気ダクトの寿命は個体ごとに異なりますが、およそ7~15年といわれています。
賃貸であれば大家さんの管理になりますが、マンションを購入している方はご自身で管理する必要があります。
リフォームや修繕費などはマンションの所有者にとって大きな出費となります。
換気ダクトを長持ちさせるために、3~5年に1度は清掃しましょう。
まとめ
マンションの換気ダクトの清掃は、3~5年を目安に行ないましょう。
こまめに汚れを落としておくと、清掃時の手間も少なくなります。
また、プロによるダクト清掃を行なうと、専用の道具を使って汚れを落とせます。
故障の点検も同時に行なえるので、清掃会社のご利用もぜひご検討ください。